運動する女性に多い股関節痛の原因は腹筋だった

運動する女性に多い股関節痛の原因は腹筋だった

いつもお世話になっている方が、施術を受けにきてくれました!
感謝感謝

主訴は左股関節の痛み。
寝ながらあぐらするように足を開くと痛い〜って感じでした。
この女性、マラソンはもちろん、100kmもの距離も走破するウルトラランナーさん。

この秋に出場される丹後のウルトラマラソンの練習の関係か、左股関節に痛みが出ているとのことでした。

見立ては
左内転筋の過緊張から骨盤の捻れ
経絡的にみて胃経の緊張→腹部の緊張顕著
内臓疲労(肝臓、脾・胃、子宮)

で、身体全体のバランスを見ながら施術していきましたが、なかなか取れない感じ・・・
この時、腹部の緊張は後回しにしていたので、一通りやってから、最後に腹部。



劇的に可動域改善!痛み軽減!

ここまで持ってくるにに時間がかかってしまったのは個人的な反省点でしたが、改めて見直してみて
股関節の痛みに腹筋が関与するのは、運動する女性に多いパターンであることがわかりました!

  • 女性の骨盤構造→広くて浅いので腹圧が逃げにくい。結果的に腹筋や骨盤底筋に負担がかかり過緊張につながります。
  • ホルモンバランス→エストロゲンやプロゲステロンの変動で関節は緩くなります。結果的に骨盤の不安定性が上がり、内転筋や腹筋で保持しようと働く。
  • 子宮、卵巣のトラブル→筋膜連結(子宮・卵巣ー腹筋・内転筋・腸腰筋)と関わり深く反射的に緊張しやすい。
  • 心理的ストレス→ストレスで交感神経が興奮。防御姿勢で腹部に緊張。
  • 外見→メディアによる見た目の植え付け。お腹を過度に引き締めがち。

ざっと見直してみてもこれだけ女性の股関節と腹部の関係がでてきました。
ただ、これもあくまで1つのパターン。
様々な関係を考慮して身体をみていかないといけませんね。

今回もお身体を診させて頂き感謝!
これからも応援しております!!!